砂町富士塚巡り

2018年2月に「深川七福神巡り」を計画した折、富岡八幡宮の旧地でありの元八幡の説がある富賀岡八幡宮も巡ることも考えましたが、体力的に断念しました
今回、所用で近くに来ましたので念願を果たしたいと思います。


遅くなりましたが15時30分東京メトロ南砂町に着きました。
この辺りは海抜が低く、地下鉄の出入口に高潮等で浸水を防ぐため金庫扉のような防潮扉が設置されていました。
駅前は、メトロスナチカという広場になっています。
東へ進み、南砂町7丁目交差点を左折します。
元八幡交番前交差点の左側に神社がありました。


       南砂町2a出入口              同 出入口防潮扉             メトロスナチカ

       日本通運前              南砂町7丁目交差点            元八幡交番前交差点


南砂町駅から900m、1200以上年の歴史がある江東区屈指の古社「富賀岡八幡宮」に着きました。
富岡八幡宮と区別するために富賀岡八幡宮と賀の字を中に入れていると云われています。
境内に入ると直ぐ左側に、「元八幡旧跡の碑」がありその奥に「八幡神社の石碑」が見えます。
隣接する八幡保育園の前庭のような境内の右奥に、江東区有形民俗文化財の「元八まん道の道標」と「剥落した不動明王像の小舎」が見えます。
「大鳥居」をくぐると、両側に「狛犬」右側に「手水舎」左側に「神楽殿」があります。
正面には、権現造りの「拝殿」があります。


          神社名碑                右は八幡保育園        元八幡旧跡の碑(後方に八幡神社の石碑)

         明神型鳥居                一対の石燈籠               一対の石燈籠

        境内右側                三基の石造                 同 道標

        同 小舎                  同 不動明王像                 神楽殿

        和風獅子型狛犬                 手水舎             同 鳥獣被害対策された水盤

       一対の石燈籠                 拝殿                    本殿

拝殿の左側には「神輿庫」が並び、さらに奥に境内社「砂村浅間神社」があります。
境内社の左側に、「出羽三山(羽黒山・湯殿山・月山)の碑」などの石碑群が見えます。


          神輿庫                 神輿庫の先に鳥居

       砂村浅間神社               同 一対の石燈籠              同 水盤

          同 石祠                同 石祠右に力石              同 手水石

        境内社左の石碑群             出羽三山巡拝記念碑            出羽三山神社の碑


浅間神社の右には、江東区指定有形民俗文化財の「砂町富士塚」が富士山に似せたその山容を見せています。
高さ10m程度の黒ボク石で築かれた塚の登山口には、注意書きの札が掲げられていましたので登頂は断念しました。
塚の解説碑に「砂町の富士塚には頂上に向う登山口として、正面(西)に吉田口を、背面(東)に大宮口を、右側面(北)に須走口を作っています。現在では途中までしか行けませんが、中腹を真横に周回できるように中道廻りの道が作られています。右(北)には宝永山を現す小さい高まりを作り、塚の左裾には胎内と呼ぶ横穴を作っています。頂上に登り、富士山の方角を配すると浅間嶽大日如来碑と対面するようになっています。」とあり、なんとなく想像し山裾を廻ってみました。
黒ボク石の所々に「富士講の石碑」「力石」「石祠」がはめ込まれ、「石祠(小御嶽神社)」「二体の石仏」「六合目石」「胎内」なども見受けられます。
頂上を遠望すると、頂上手前に「烏帽子岩/元祖食行身禄の石碑」頂上に「浅間嶽大日如来の石碑」が見えます。




       白梅がちらほら                塚の全容                塚左側面の石碑群

        塚右側面の石碑群            正面登山口(吉田口)            裏側の登山口(大宮口)

          大沢崩れ                宝永山付近                同 石祠(小御嶽神社)

       同 二体の石仏                 六合目石                  胎内

 頂上付近 烏帽子岩/元祖食行身禄の石碑           頂上 石碑              砂町富士塚の解説碑

      頂上からの眺め(転写)         頂上 浅間嶽大日如来の石碑(転写)


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西へ進み突き当りを右折し、更に進むと元八幡通りに出ます。
元八幡通りを西へ進み、最初の角を左折すると右側の自販機に隠れて小社の屋根が見えます。


      神社前の路を西へ              元八幡通り               最初の角を左折



小社には、「観音様」が安置されていました。


      自販機の陰に小社              小社に観音像               同 拡大画像



更に元八幡通りを西へ、丸八通り(都道476号線)との交差点を突っ切り進みます。


       南砂3丁目公園交差点           ファミマの横に大きな狸像             丸八通りとの交差点


途中通りに面して、「日照山中央寺」がありました。


       寺院名碑と参道                 本堂



更に進んだ先の福島橋第二交差点で元八幡通りが終わり、仙気稲荷通りになります。
交差点の角に鳥居が見えます。社殿は何かの都合で取り外されていました。


        福島橋第二交差点               明神型鳥居                 仙気稲荷通り


仙気稲荷通りの少し進んだところに、江戸時代に建立された「延命子育地蔵尊のお堂」がありました。


      通りに面して地蔵堂              手水鉢

      延命子育地蔵尊のお堂            同 拡大画像



一応目的を果たしましたので、駅まで戻ります。
丸八通り(都道476号線)との交差点を右折し、丸八通りを南へ進みます。


         丸八通りとの交差点             丸八通り              南砂三丁目公園の辺り



16時30分 、ミニストップの隣の南砂駅出入口に着きました。


      南砂町2a出入口




2Km弱の南砂町歩きでしたが、時間が遅かったこともあり日没との追いかけっこでした。
砂町富士塚は忠実に富士山を模し、吉田口・大宮口の登山道の他 小御嶽神社(石祠)・烏帽子岩・宝永山・大沢崩れ・胎内など注意深く観察することが出来ました。ただ、柵などの囲いなどはなかったものの、登攀注意の看板が掲げられたこともあり塚を損壊する恐れがあるので見送ったのが残念です。(登攀された方の画像を転載させていただき、達成感を共有しました。)